〜ジャカードについて〜
豆知識、本日のお題は「ジャカード」
「ジャカード」発祥の地は、フランスのリヨンという街です。
絹織物の産地として有名な街ですね。
日本の横浜との姉妹都市でもあるリヨン。
この街の絹織物工業の発展に貢献したのは、
ルイ14世というお方。
1436年に彼の指示に基づき、経済自由都市に指定されたリヨン。
様々な輸出入が活発に行われ、そのなかにシルクがあったのですね。
かつては、日本から「カイコ(蚕)」を輸入していた記録も残ってるそうです。
(ちなみに、staff Nの【出身地・群馬】の桐生は日本の機所として有名です。
彼女の実家もおばあちゃんの代まではお蚕ちゃんを飼っていたそうです・・・)
「ジャカード」が生まれる街には、それだけの背景が伴っていたわけです。
さてさて。。。。。
では、その「ジャカード」はいつ発明されたのか。。。。。
約370年ほど昔へジャンプ!!!
その当時の柄織物(ジャカードの原型)は、非常に高価なものでした。
制作行程が複雑で、おまけに柄を作る行程は手作業でしたから。
経(縦)糸を一本づつすくいあげ、その隙間に緯(横)糸を通す作業を二人掛かりで行っていたようです。
そこに現れたのが!!!
フランス人発明家のジャカール(Joseph Marie Jacquard;1752-1834)さん。
1806年に、柄織物の自動化を可能にした織機を発明したのです。
そうです!!
「ジャカード」の発明者は「ジャカール」さん!!
発明した人の名前が由来だったんですね。
彼が考案した織機の原理は、実はコンピュータの原理と同じ、「Oと1」の組み替えによる柄の作成だったんです!!
紙に穴をあけ、たて糸に上下開口の命令を送る、というものでした。
つまり、経糸の操作は、紙に穴が開いているか開いていないかによって行われていたのです。
それ以来、柄織物(ジャカードです)の需要は急速に増えたのです。
だって、かつては一点物だった柄織物でしたが、同じ柄を、大量に、早く、安く!!が可能になったのですから。
まさに産業革命だったわけですね。
ちなみに。。。。。。
日本に「ジャカード」の技術が伝わったのはいつでしょう?
1873年のことです。
リヨンに新技術習得のために渡航していた、西陣の職人さん三人が持ち帰ったと言われます。
当時の最新技術と、日本の着物文化が出逢ったのは歴史都市、京都だったのです。
ということで、a-prioriで取り扱いのある、今日のお題にありましたジャカールさんの子供たちは・・・
ちなみに、a-prioriでは商品名としては皆様に馴染みの深いと思われる『ジャガード』と表記されていて、織り名としては、正規の『ジャカード』と表記しています。
なので、フリーワード検索では、どちらの呼び名で入れていただいても検索結果として反映されますので、ご安心を!
★a-prioriお勧めジャカード素材★
まずコットン・リネンの爽やかな・・・
[ap-6006] 水玉リネン風チェック(ホワイトxレッド) \2,520/m
赤いチェックの上に、織りで表現した水玉がとっても可愛い生地です♥
次は、厚手の冬用素材の・・・
[ap-1005] シュリンクチェックジャガード(ブラウン) \3,470/m
こちらは、落ち着いたブラウンベースのチェックなんですが、立体的に表現されたチェックがまた一味違います!
生地だけで見ていても、とても可愛らしいというか、素敵な素材です。
さわり心地も柔らかいし、冬用素材の中でもイチオシの生地なんです♪
最後のお勧めは・・・
[ap-6009] スポーティーフクレジャガード(ブラック) \6,300/m (税込)
この素材は、スポーティーな素材を得意とするイタリアLimonta社のもの。あのPRADAも、このLimonta社のものを使っていることで有名です。
質の高い、このフクレ素材。 ぜひ手にとって感じてみてください♠
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